症例⑥|毎年夏から秋にかけての台風シーズンに気圧の影響からめまい症状が出る 40代 女性
めまい・頭痛 40代女性 主婦
台風のシーズンや梅雨時期になると毎年のようにめまいや頭痛といった症状
今回ご相談を頂いたクライアントは、数年前から台風のシーズンや梅雨時期になると毎年のようにめまいや頭痛といった症状が出るという、40代一般主婦の女性。
台風シーズン真っ盛りのタイミングで当院へご相談をいただきました。初めて来院頂いた時も台風が近づいているタイミングで、悪天候や低気圧の続いている日でした。
日によって症状の度合いは異なるとのことですが、ひどい時には朝ベッドから起き上がれないほどの症状が起きていることもあると言います。
時期が過ぎれば、症状が出ることは殆ど無いようですが、シーズン中の症状があまりにもひどい時があるため、これが毎年続くようだとかなりキツイとのことで、ご相談をいただきました。
気圧の影響による「めまい」について
天候と症状、病気に関係があることは昔から知られており、気象要素(気圧、湿度、温度、日照時間、降水量、雷、風など)から体へ悪影響を受けるものを「気象病」と言います。
中でも、台風などの低気圧によって影響を受けるものを「低気圧不調」と呼んだりもします。最近では、この気象病によって体調の変化を感じる人は6割にも上るといったデータもあるようです。
めまいや頭痛、疲労感といった症状もこの「気象病」に含まれ、この他にも以下の症状が起こりやすいと言われています。
気象病の代表的な症状
- めまい
- 頭痛
- 疲労感
- 耳鳴り
- 吐き気
- 首肩のコリ
- 低血圧
- 関節痛
- 古傷の痛み
- 手足のしびれ
- うつ
- 喘息発作
- 狭心症の悪化
など
症状のほとんどは、気象の変化による自律神経の乱れが原因で起きていると考えられます。特に気圧の変化による影響を受けやすいと言われており、梅雨時期や台風シーズンに症状が出る方が多いのはこういった背景があると考えられます。
今回のケースでの「めまい」の原因は…?
ここまでご覧いただいて分かる通り、原因は気圧の変動による自律神経の乱れです。いわゆる「環境的ストレス」が体へ負担をかけ、めまいなどの症状を引き起こしているということになります。
この場合、乱れた自律神経を整えることで症状を一時的に回復することはできますが、それでは毎年シーズンになるたびに調整を行わければならないため、永遠にイタチごっこになってしまいます。
ということは、大事になってくるのは、そういった環境ストレスを受けた際に耐えられる体になれるかどうかが重要になります。つまり一時的な対処で終わるのではなく、長い目で見た時に今後症状が起きない、もしくは重症にならない状態を作ることが大切なのです。
調整とアドバイス
とはいっても、患者様としては「今キツイ症状をなんとかして欲しい」と思っている方もいらっしゃいますので、まず初診では現状の回復を優先し、自律神経へのアプローチを行いました。
その後、再発しないための体作りをすることが重要であることをしっかりとお伝えし、きちんと理解していただいた上で、2回目以降の調整に移っていきました。
初めの数回で、台風シーズン真っ盛りの中でも症状自体は、軽度で乗り越えることができたようです。シーズンが終わりに近づくにつれ、状態も良くなり、シーズン以外の日でも多少の天気の変化ではなんともなくなったようです。
今は、調整によって良い状態をキープできている状態なので、来院頻度を下げ、来年の梅雨時期や台風シーズンにどうなるかといった状況です。ここで問題なく過ごすことができれば、体作りはうまくいっているということになります。
まとめ
データにもある通り気象病によって、体調を崩しているという方の来院は、すくなくありません。
症状は様々で、今回のようにめまいが出る方や頭痛、吐き気といった症状が出る方もいます。
ただ、なんにせよ天気の影響によって、自律神経の乱れが起きていることがほとんどですので、焦ること無く今の状態をしっかりと理解し、調整を行えば症状は改善してくるはずです。
その上で、今後再発しないための体作りができれば、尚良となります。同じような悩みをお持ちの方は、ぜひひふみ整体までご相談ください。