症例⑪|メニエール病 30代女性

症例⑪|1年ほど前から連日ひどくなるめまい症状が病院の検査でメニエール病と診断されたものの、4ヶ月の調整で回復した30代女性

メニエール病 30代 女性

1年ほど前からめまい症状が発症、病院の検査でメニエール病と診断

今回ご相談をいただいたクライアントは、1年ほど前からめまい症状が発症し、病院の検査でメニエール病と診断された30代の女性です。
旦那様と小学生、幼稚園のお子さんの4人家族で、毎日の家事と平日は日中パート勤務をこなす日々多忙な主婦。

約1年ほど前、親族の方が亡くなられたのをきっかけに、原因不明の回転性めまい症状が発症。始めのうちは症状は軽く、少し休めば回復していたため日常生活等には大きな問題はなかったようでしたが、徐々に症状は悪化。
長時間のめまい症状と共に、耳鳴りや難聴が発生し、横にならなければ立っていることもままならないほどの重症の状態に。

病院で検査をおこなったところ、回転性のめまいが長時間、耳鳴り、難聴といった症状があることも含め「メニエール病」と診断されたようです。
しばらくは投薬で治療をしていましたが、良くなったり悪くなったりを繰り返してしまっており、改善しきらない状態で当院へご相談をいただきました。

 

「メニエール病」について

メニエール病の主な症状は、長時間(10分〜数時間)の回転性のめまい、耳鳴り、難聴です。その他の症状としては、主な症状に付随して吐き気や耳のつまり、冷や汗、脈が早くなるといった症状があります。

症状の出るタイミングは人それぞれで、発作の回数やめまいの継続時間も人によって異なります。
直接的な原因は、内耳の内リンパにリンパ液が溜まってしまうこと(内リンパ水腫)と考えられています。いわゆる「むくみ」です。

内耳には、聴力に関係する「蝸牛」や平衡感覚を司る「三半規管」などの重要な器官が集中しているため、ここに「むくみ」が生じることで各器官に影響を及ぼし、めまいや難聴といった症状を起こします。

しかし、なぜ「内耳の内リンパにリンパ液が溜まってしまう」のかについては不明ですが、ストレスや睡眠不足、過労などが主な要因と考えられます。

 

今回のケースでの「めまい」「メニエール病」の原因は…?

今回の「めまい」の主な原因は、やはり「メニエール病」によるものと考えられます。では、メニエール病が起こった要因は何だったのでしょうか。

「メニエール病」について】にも記載したとおり、ストレスや睡眠不足、過労といったものが考えられましたが、ひふみ整体の見解として一番の要因は、親族の方が亡くなられた事による感情面の変化が大きな要因と判断しました。

クライアントの女性にとっては、祖母にあたる方で生前は非常に仲が良かったようです。幼少期から面倒見の良い祖母をとても慕っていたとのこと。

精神的な支柱となっていた方の他界によって、感情に大きな変化をもたらし、トラウマのような形で自律神経の乱れを引き起こした結果、めまい、メニエール病が発症したと考えられます。

 

調整とアドバイス

今回重要視したのは、原因部分でも記載した感情面のアプローチです。本人に自覚があまりなかったことから、まずはカウンセリングでしっかりと調整の方針等をお伝えし、ご納得頂いた上でスタート。

まずは、感情面が体に影響を与えていることを実感してもらうために、関節検査等で調整後のビフォー・アフターを確認してもらい、しっかりと変化が出ることを確認してもらいました。

その後もアプローチを継続し、始めは症状自体の変化が少なく苦しい時期もありましたが、3ヶ月ほどで症状は軽度に。4ヶ月を過ぎる頃には、症状はほぼ改善しました。

まとめ

今回の症状に限らず、目に見えないものや症状と直結しないものが原因となっていることは多々あります。患者様側からすると困惑することも少なくないのですが、その部分の調整によって関節可動域などに変化が生まれることで、認識してもらえることがほとんどです。

今回のような感情面が原因となっている場合、本人の自覚のない部分のため、初めは不安と動揺があったように見えましたが、上記のようにすることで安心いただくことができました。

改善しない症状には、本人の自覚のないものが原因となっていることもあります。ひふみ整体では独自の検査で、そういった部分を見つけ調整していきます。同じような悩みをお持ちの方は、ぜひひふみ整体までご相談ください。